「新生活」がテーマの3冊
今回は「新生活」をテーマに選んだ3冊ご紹介いたします。
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「ニューヨークで考え中」
近藤聡乃/著(亜紀書房)
1,200円(税込)1冊目は、「ニューヨークで考え中」です。1年だけのつもりでやってきたのに早12年に及んでいる著者のニューヨークライフを描いたコミック。ニューヨークといっても派手な様子はなく、著者のつつましい日常生活が収められています。日本への帰国の様子もしばしば描かれており、一気に環境を変える必要はないんだよなと気付かせてくれます。
3巻まで好評発売中。 -
「しんぱいなことがありすぎます!」
工藤純子/作 吉田尚令/絵(金の星社)
1,420円(税込)2冊目は、「しんぱいなことがありすぎます!」です。
小学校に入ったばかりのときって、毎日ドキドキしますよね。このお話の主人公のももちゃんも、忘れ物をしないように、音読でつっかえないようにと心配が尽きません。それでもお友達のかずまくんの振る舞いに励まされて、段々と学校生活が楽しくなっていきます。
忘れていた気持ちを大人にも思い出させてくれる素敵なお話です。 -
「TODAY IS A NEW DAY! ニューヨークで見つけた『1歩踏み出す力をくれる』365日の言葉」
エリカ/著(CCC メディアハウス)
1,860円(税込)3冊目は、「TODAY IS A NEW DAY! ニューヨークで見つけた『1歩踏み出す 力をくれる』365日の言葉」です。
毎日前向きに生きるって案外難しい。だから誰かの明るいエネルギーを吸収したくなりますよね。
新年度は心機一転、何か始めようかと考えるいいタイミングかと思います。とにかく頭をすっきりさせて、エリカの言葉を素直に受け止めてみてください。ニューヨークの自由で開放感のある風景が広がります。
新生活、新学期、新社会人…春は新しいステージへ向かう季節ですね。学生の頃、校内の桜を眺めながらエントリーシートと必死に格闘していたことを思い出します。喉元過ぎれば何とやらで、当時大変だったことも今となっては懐かしい限り。気楽なものですね。
もうすぐ花見シーズン。お供に1冊、新しく夢中になれそうな本を持ってみてください。いくつになっても、何かを始めるには春が似合います。
2022.3.28
店長:渡辺秀行
東京都文京区小石川の千川通りから一歩住宅街に入ったところで、「敷居は低く、奥行は深く」をモットーに町の本屋さんを営業しています。店名のPebblesとは小石の意味ですが、店名に恥じないようなキラリと光る書籍をご紹介できたらいいなと思っています。
よろしくお願いします。